金公の、建築物と天空率の相対性理論
に関係するかも知れない戯言。

天空図とか天空率って言葉の響きがいいですね。
宮崎 駿 監督作品「天空の城ラピュタ」を連想するのは金公だけかな。

法改正に伴い建築物に対する制限方法が変わったと云うことで、その証明として天空率を使った天空図が必要となったそうですが、金公なりの感じたことを書き留めてみようと思いました。

最初におことわりしておきますが、CAD関連の内容ではありませんので、その知識を求めて来られた方は時間の無駄にもなりますので、専門サイトへ行かれたほうがいいです。暇つぶしでこられた方だけおつき合い下さい。


父なる太陽

まず建築物への規制と云うことの根元を考えてみました。
この事を考えると太陽へのかかわりが必要不可欠になりますので、太陽の事から述べてみたいと思います。

地球上のすべての生命にとって「光と熱」を供給してくれる太陽は、植物に光合成のエネルギーを与え、そのエネルギーによりすべての動物や人間を養ってくれています。人間も太陽の一部であり、万物は太陽に支配されていると考えられます。
母なる大地と云うなら、父なる太陽となるのかな?

もし太陽の光がなくなったら、すべて生物は死に絶え、地球自体が死の星となるでしょう。
水や風を含め、私たちの生命は太陽の恩恵に依存して生かされています。食物はすべて太陽の恵みであり、石炭や石油などでさえ過去の太陽エネルギーをたっぷり含んで地中に蓄えられたものです。
昼と夜をつくり、青空をつくるのも、雨上がりの空に美しい虹をかけ、夕焼けを赤く染めるのも太陽の力です。
たとえ海中であろうと生物は太陽光線が必要です。まれに太陽光線の届かない深海でも生きている生物もいるそうですが、直接太陽光線を浴びなくても、太陽光線によるエネルギーを蓄えた藻や微生物を食することで生き延びることが出来ています。
でも、最近は人工的に太陽光線と同じエネルギーを持った光線の開発も宇宙関連の世界では盛んに行われているようですね。

と、ここまでは生物学的に見た太陽です。


1mは何が基準?

ここからは、建築物にも関連するであろう、物理学的に太陽を見てみます。

地球上に存在するあらゆる物に対する定義で、絶対と云うものは無いと思うんです。
「人間が定めた自分たちに都合の良い範囲において」と云うことを暗黙の条件として、しばしば絶対という言葉が使われているのだと思います。
例えば太陽からの光線はすべて直線で平行に地球に降り注ぐ。これは絶対とされています。

1mと云う長さの単位はどうでしょう。
プラスティックの物差しを使い、ある物品を大阪で1mと測定して、同じ物差しを使い東京で別の物品を1mと測定した場合、一般的には大阪の物品と東京の物品は同サイズであると云えますよね。

では、夏の火星で日中に測定した物品と、地球で測定した物品ではどうでしょう。
答えは至って簡単、火星の夏の日中は300℃、プラスチックの耐熱温度150℃以下ですので測定不可です。
プラスティックの物差しは高温で溶けて液体状になり、目盛りさえ確認出来ないはずです。

金属ならどうでしょう?たとえばある資料からの抜粋ですが、1℃の温度変化に対して長さ1mmのステンレス鋼は8.0×10-6mm、鋼は10.5×10-6mm、銅は14×10-6mm、黄銅は18.5×10-6mm変化する。
つまり、1mの黄銅棒は100℃上がると約2mm伸びることになりやはり測定不可とまではいかないにしても正確な測定は無理ですね。

現在ほど科学が発達していなかった昔、地球の大きさを基準にして、1メートルは地球の赤道から北極までの長さの千万分の1としました。
そして、1メートルの長さを正確なものにする為、フランス科学アカデミーは、フランスのダンケルクからスペインのバルセロナまでの距離を経線にそって測り、その為に6年もの歳月をかけたそうです。

国際的には1872年にこの定義が採用されて、「メートル原器」という、長さの基準となる1メートルの物差しがつくられました(メートル法)。

現在は、1mの定義「1/299792458 秒に光が真空中を伝わる長さ」として定められています。
何と、長さの基準までが太陽光線だったんです。

これで火星であろうと宇宙空間であろうと問題なく1mを測定することが出来るようになりましたね。
光の速さは温度やあらゆる環境下で変化する事はないからです。(ここでも絶対という言葉は使えないんだろうな)


宇宙の規模

長さ単位の源がハッキリしました。身近な宇宙の長さ規模を見てみましょう。

宇宙の直径=300億光年= 300,000,000,000,000,000,000,000km
銀河系の直径=10万光年=1,000,000,000,000,000,000km
オールトの雲の直径=20万天文単位=30,000,000,000,000km
太陽の直径= 1,400,000km
地球の直径= 12741.9km
月の直径=3476km
太陽までの距離=150,000,000km

地球の直径が明らかになったので、円に関した簡単な問題を出しますので答えてみてください。

【 問題 】
地球の地表全面に1mの高さで盛り土をしたとします。盛り土をする前と後での円周の長さの差をお答え下さい。
地球の直径 = 12741.9km、円周率 = 3.14 とします。日頃お仕事で図面を扱っておられる方なら簡単ですよね。

金公にとって、答えの数値は自分を疑うほど意外なものでした。


生きる権利

以上の事から太陽の影響力は隅々までにわたり、太陽光線の恩恵はすべての生物に平等に分け与えられるものである事が解りました。
逆に考えるとすべての生物は平等に太陽光線の恩恵を受ける権利があり、それはまさしく生きる為の権利なのです。

法律はその権利を保護する為に建築物にさまざまな制約をかけています。
その一つが最近までは北側斜線規制だったのですが、それだけでは不平等が出る場合がある、風通しや開放性の考慮も必要だ。等の理由から天空率による建築物の高さ制限が採用されるようになったものと思われます。

「従来の斜線規制を緩和する」とありますので、より日照時間や、広い空の確保が出来るようになるのでしょうね。 (ひょっとしたら逆かも?)

なぜ?、天空率と魚眼レンズ?

天空率の詳細はよく解りませんが、考え方として、魚眼レンズを装着したカメラを上空に向けて撮影して建物と空の写り込んだ比率を「天空率」とするらしいです。

ここで金公は疑問がわいてきます。
魚眼レンズは特殊な用途のレンズで、普通一般の撮影で使われることが無い物です。
その効果は、被写体を非現実的な形へと変形させ芸術的な作品を作るには向いているかも知れませんが、「見たままの形」を撮影することは出来ません。
過去に魚眼レンズを使って撮影したビデオを半球状のドーム天井へ投射して360°見渡せる映像を見たことがありますが、やはり、非現実的な映像だったと記憶しています。

正確な数値が求められる法律界で、何故魚眼レンズなんだろう。
円が絡むとそれだけでも計算が複雑になるのに半球上に映し出された物の表面積の計算なんてコンピュータでも難しい事じゃないのかな。
正確な数値は三斜求積でも出せないだろうし。

大勢の知識人が集まって考え出された結論ですから、金公一人反対しても仕方がないことですが、チョット解せないです。
もっと簡単に判断材料を手に入れる方法はないものでしょうかね?

設計する人も、審査する人も大変だろうし、パソコンに頼らず手書き計算でも簡単に答えが出せるようにしないと弊害が発生しないかな?
なんて関係もないくせにただ思っているだけの金公です。

地球の規模

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